聖地にて。

土日共に好天、恵まれた野球日和だった。
野球少年たちは皆、シアワセを感じながら走り続けていた。

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頭の中で映画、「大脱走」のテーマが流れていた・・・。
そう、軽やかな口笛が印象的な名曲だ・・・。
かつて、僕が敬愛してやまない、みうらじゅん氏が日本語で歌詞を付けていたのをご存知か？
その歌詞と一緒に、「大脱走」のテーマが頭の中に流れていたんだ・・・。

♪オレ、穴を掘る、脇目もふらず掘る〜♪

シマさんはツルハシ、僕はスコップ。
総監督の指示でね、掘る物を手にホルモン好きな丙午の親父バッテリーで穴を掘った。
シマさんがスティーブ・マックィーンに見えた・・・（嘘）。
第２グラウンド脇に穴を掘り、有機物を埋めた。
野球の聖地のソメイヨシノよ、どうかこれらをしっかりと肥料にしてほしい。
来年の春、野球少年たちに美しい花を見せてあげておくれ・・・。

ツルハシ・ガシガシ・・・。
スコップ・ホイホイ・・・。

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元気いっぱいの６年生たちは、総監督に帽子をもらってうれしそうな顔をしていた。
学童チームのユニフォーム姿に、清瀬ポニーの野球帽・・・。
そうだよ、これで君も仲間だ。
先輩たちの指導で一緒の練習をする。
がんばれがんばれ！君の物語の第２章が始まった・・・。

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西ブロック大会が終わる。
埼北ウインズＶＳ立川ポニー戦・・・。
清瀬第２グラウンドでの、今年最後の公式戦が終わる・・・。

１年間なんてね、本当にアッと言う間だ・・・。

今年、この聖地を駆け抜けた全ての野球少年たちのシアワセを祈る。
来年、きっと大きくなって戻っておいでね・・・。

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写真は夏。
札幌のケンちゃん・・・。
彼もまた、今年、清瀬第２グラウンドを駆けた一人・・・。
シアワセな野球の日々を過ごしておくれよ・・・。
冬を越え、もっともっと大きくなって戻っておいでよ・・・。

蟹、美味しそうだね・・・。

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冬が始まる・・・。
だが、木々の根っこのように、枝のひとつひとつのように、
寒さの中でも子供たちは成長を続けるだろう。

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ツルハシとスコップを持ったオジサンたちなのだけれどな、
みんなの成長をワクワクしながら見守ろうと思っているんだ・・・。

応援させてね。