プロテクト アワーネーションズ ユース
2000年6月、「オ父サン、僕、野球ヲ習イタイノ・・・。」
小学校に上がったばかりのハヤトの一言から全てが始まったんだ・・・。
決して忘れる事は出来ない一言だ・・・。
生まれて初めて野球のユニフォームを着た時の子供の笑顔ってね、きっと僕だけじゃない、
全ての野球親父たちを駆り立てている原動力なんじゃないだろうかって僕は思う・・・。
野球少年デビューしたハヤトと一緒に参加した、小さな僕らの街の少年野球連盟大会の開会式でね、
僕はとても深い感激を覚えた・・・。
みんなみんな一緒・・・。
ハヤトと同じような大きさの野球少年たちに僕は出会った・・・。
みんなみんな一緒・・・。
きっと同じようにさ、生まれて初めて野球のユニフォームを着た時に笑っていたのだろうなって思った・・・。
そうしたら可愛くてたまらなくなってしまったんだ・・・。
小さな野球少年たちの事が、さ・・・。
みんながこれから学ぶ野球の世界がね、素晴らしいものでありますようにって祈った・・・。
生まれて初めて野球のユニフォームを着た時に笑っていた子供たちはね、誰もが尊く等しく僕らの息子・・・。
あの頃、僕と同じように息子に引っ張られて親父コーチになった仲間たちよ・・・。
野球少年の誰もに愛しさをきっと感じていたであろうはずだ・・・。
だから僕らは仲間になれたんだ・・・。
真っ直ぐで在り続けよう・・・ずっとずっと・・・。
あの頃の僕たちの、小さな息子たちの真っ直ぐさに恥じぬように・・・。
野球親父の仲間たちよ。
野球の神様の存在を子供たちに説いてあげてほしい・・・。
2007年12月、「この冬の練習を乗り越えるよ。絶対に大きく強くなる・・・。」
中学2年生になったハヤトの言葉は、2つ目の忘れられない言葉になりそうだ・・・。
もういい・・・。
僕は、もういい・・・。
ここまででいいやと思う・・・。
ここまでで充分だと僕は思う・・・。
ここまで野球少年でいてくれてありがとうってね、僕は思う・・・。
僕は、本当にシアワセな野球親父だった・・・。
ハヤトよ、君はまだまだがんばるのかい?
そうか、そんな君の姿を応援させてくれよな・・・。
もう君の野球ではね、僕に出来る事はない・・・。
今なお野球を学ぼうとする子供たちよ・・・。
野球の神様の存在を最後まで信じていておくれよ・・・。
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ハヤトよ、今までは僕と一緒だったけれど・・・。
中学2年生の冬・・・。
ここが最後の分岐点だ・・・。
これから先は一本道だ・・・。
ただ全力で走ればいい・・・。
迷う事はないだろう・・・。
がんばれがんばれ・・・。
ずっと君を見ているからな・・・。
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子供たちが学ぶ野球の世界を
より良き物にしようと努力を重ねている人々に感謝をしながら
シアワセな一年でした
ありがとうございました
カキーン!