タデ喰うムッシッシのスキースキー。

スキー好き?・・・なんちゃって。
ホー、ヤッホー!
僕は今、スキー場にいる・・・。


正確に言うと、スキー場の駐車場にいる・・・。


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ダメなんだ・・・僕は・・・。
ちっともアクティブな親父ではない・・・。


我が家の子供たちにはね、とてもかわいそうな事をしてしまったと思う・・・。
家族でスキーに出掛けたなんてね、子供たちが小さかった頃に一度だけだ・・・。
カミさんと娘と息子をゲレンデのスクールに預けて、僕は温泉に入って過ごした・・・。


ボーゲン・・・リフト・・・ゴンドラ・・・。
雪質・・・ストック・・・パラレルターン・・・。
スキーに関する用語だってさ、この程度しか思い浮かばぬ・・・。


来年早々のスキー教室に向けて、
ちっちゃな頃の一度だけしかスキー経験のない息子のドキドキ・・・。
かわいそうになぁ・・・。
かわいそうになぁ・・・。


なんとかせねばと、今日に至る・・・。
事前に滑らせてあげたいと願ったのは僕だ・・・。


親父2名、子供3名・・・。
息子以外はスキーが達者だ・・・。


運転手は僕。
インストラクターはチームメート、サトちゃんの親父・・・。
素晴らしくアクティブな親父さんだ・・・。
どうか厳しくボーゲンを叩き込んでください!ってお願いした・・・。


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ゲレンデに向かう僕以外のみんなの背中を見送った・・・。


ホー、ヤッホー・・・。
ホー、ヤッホー・・・。

白銀は招くよ・・・。
白銀は招いているぞ!・・・たぶん・・・。


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え?僕?


・・・温泉・・・。