夢の鼓動。
日枝神社にて大願成就を祈願する・・・。
昨年のような冷たい雨は降っていなかったけれど、寒い・・・。
寒いけれど精神はビシッと引き締まる・・・。
必勝祈願ではなく、あくまでも大願成就祈願なのだそうだ・・・。
僕は、このチームを誇らしく思う・・・。
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昨日、絵馬を前にして、何も書けなかった息子・・・。
大きな大会に出場出来ますように・・・。とか、
大きな大会で勝利出来ますように・・・。って事を書いてみたらどうだ?って僕は言った。
「それを野球の神様に願ってはいけないような気がする。」と、息子は答えた・・・。
僕はハッとして気付く・・・。
そうだよな・・・、そうだよな・・・、それがきっと正解だろう・・・。
スポーツマンシップとか、グッドフェローと呼ばれる心の持ち主であろうとするのならば、ね。
なんだか最近はなぁ・・・、本当に息子から学ぶ事が多くなった・・・。
あちらからもこちらからも勝利を祈願されちゃったらさ、神様だって困ってしまうだろう・・・。
1、怪我をする事なく過ごせますように・・・。
1、正々堂々と素晴らしい勝負が出来ますように・・・。
1、練習の成果を勝負の中で充分に発揮する事が出来ますように・・・。
神様にお願いする事を許されるのはね、それだけだ・・・。
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「人事を尽くして天命を待つ」
そんな言葉を中学野球小僧たちは知っているだろうか?
その言葉が持つ意味をね、これからの日々で味わい深く噛み締めてほしいものだ・・・。
人事を尽くす・・・。
それは、今だから出来る何かを存分に行なう事だよ・・・。
これ以上は出来ない!って位にね・・・。
きっと、必ずそこで初めて結果・・・、イコール天命が出る・・・。
ただ、人事を尽くしきれる環境を与えて下さいって願う事が肝心なんだ・・・。
おそらくそれがさ、大願成就を願う意義なんじゃないだろうか?
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息子よ、仲間たちよ・・・。
野球の技術だけじゃない・・・。
君たちは本当に素晴らしい心の在り方を学ばせてもらっているね・・・。
敬虔な空気に満ちた日枝神社の境内に立つ、清瀬ポニーの選手たち・・・。
僕は、君たちを誇らしく思う・・・。
君たちが学んでいる野球を誇らしく思う・・・。
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春が来たら・・・。
2年生は3年生になる・・・。
1年生は2年生になる・・・。
新しい1年生もね、きっとたくさん入団するだろう・・・。
ドクン・・・ドクン・・・
ドクン・・・ドクン・・・
ワクワクするような鼓動が僕には聞こえるよ・・・。
怪我をする事なく今年の野球が出来ますように・・・。