おやおや親心?

hayatonooyaji2008-01-24

「そろそろ現地に到着したかしら?」
「夕食を食べている頃よね・・・。」
「薄着をしていないかしら・・・。」
昨日からずっと、そう、ハヤトがスキー教室に出発してからというもの、カミさんのセリフはさ、そんな言葉ばっかりだ・・・。
名付けて、「今頃何しているかしら?」シリーズだぞ・・・。
たぶん、それが母心だろう・・・。
おそらくね、我が家だけではないはずだ・・・。
どこのお宅だってきっと、同じようなセリフを母ちゃんたちは言っているだろうに相違ない・・・。


だが、とても可哀想なのだけれど、あなたたちに言っておこう・・・。
母親は現在、息子の事を100%考えているのだろうが、
息子はね、あなたの事なんてさ、これっぽっちも考えていないだろう・・・。
「わっはっは!スキー教室って楽しいニャ〜!」で頭がいっぱいなんだよ。・・・今頃は・・・。


そうさ、
「今頃、母さんは何をしているだろう?」
「今頃、母さんは夕食を食べているだろうなぁ・・・。」
なんて事を考えているスキー教室中の14歳の少年は、いない・・・。


♪あなたに〜 あなたに〜 謝りたくて〜♪
あの歌を聴き、母親を息子が想い、涙するのは、たぶん、45歳以上になってからだ・・・。
14歳位じゃ泣かない・・・。


わっはっは!息子なんてな、そんなモンだ・・・。
でもね、それでイイのだ・・・。


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しかし、ハヤトがいないとツマラナイ・・・。
家が静かだ・・・。
布ボールを投げたいな・・・。


ふと思う、
いつもね、僕は布ボールを投げてあげている・・・。
けれど、もしかしたら僕は、布ボールを投げさせてもらっている・・・のかもしれない・・・。


たいくつだ・・・。
たいくつだ・・・。
たいくつと言う名のデカイ靴・・・。


アイツ、早く帰って来ないかなぁ・・・。


遊び相手がいないぞ・・・。
あれ?何だか僕は、バカボンのパパみたいだ・・・。


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え?父親だって同じじゃないか!って?


そうだよね・・・。


父親の事だってさ、息子は母親以上にね、これっぽっちも考えていないだろうな・・・。


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親の心、子知らず・・・。


それは、仕方のない事だ・・・。


成長しつつある証なんだ・・・。


これでイイのだ。