ぶんぶん、ぶぶぶん・・・。

hayatonooyaji2008-02-05

雪が溶けた遊歩道に、たくさんの豆が落ちていた・・・。
シワシワ〜、シワシワ〜ってね、フニャフニャになって・・・。
そうそう、雪が降った日曜日は節分だったんだ・・・。
ラジオでな、Drコパさんが言っていたのだけれど、節分に雪が降るのはね、とっても縁起が良いそうだ・・・。


ぶんぶん、ぶぶぶん、ぶぶぶん節分。


「鬼はぁ〜外っ!福はぁ〜内っ!」
考えてみればさ、随分とムシがいい願い事だが、堂々と大きな声で叫べるチャンスだぞ・・・。
いつまでもず〜っと続いてほしい儀式なり・・・。
シワシワ〜、シワシワ〜になっちゃっている豆たち・・・。
今日中にはきっと、野鳥が全部食べてくれるだろう・・・。


ぶんぶん、ぶぶぶん、ぶぶぶん節分。


たぶん、娘が3歳の頃だったと思う・・・。
娘は僕の顔のサイズに合わせて鬼の面を作った・・・。
クレヨンで書かれた鬼の顔はね、当時の娘が大好きだった絵本、「泣いた赤鬼」に似ていた・・・。
きっと、どこのお父さんだってさ、鬼にさせられちゃう。
でも、そんな時期って人生の中で一番楽しい頃かもしれない・・・。
「ガオ〜ッ!ガオ〜ッ!悪ィゴイネェガ〜?」って、僕は鬼になった・・・。
泣き叫びながらハイハイをして逃げ惑う1歳のハヤトの姿と、
必死に僕に向けて豆を投げる娘の顔は、忘れ得ぬ思い出だ・・・。


ぶんぶん、ぶぶぶん、ぶぶぶん節分。


今年の節分も、我が家は恵方巻きを食べた・・・。
恵方巻きを全員が前にした時、僕が挨拶をした・・・。
「今年の恵方を発表します・・・。
 今年の恵方も何と、南南東です・・・。
 南南東は何と、あっちの方角です・・・。
 では、いただきま〜す!」ってね・・・。
全ての人のシアワセを祈りながらモグモグモグモグ・・・・。
今の家族の様子だってさ、いつかは思い出の中になってしまう・・・。


ぶんぶん、ぶぶぶん、ぶぶぶん節分。


今日も少しだけ、春の赤ちゃんは大きくなっただろうか?
朝起きて新聞を見た時に、ひとつも良いニュースが無くってガッカリした・・・。
悲しい事件が多過ぎはしないだろうか?
ひどい事件が多過ぎはしないだろうか?
いつの日かきっと、シアワセなニュースばかりが載っている新聞が読みたい・・・。
それは、けっして夢ではないと信じていよう・・・。


誰だってさ、「鬼は外、福は内」って祈っているのだから・・・。


ぶんぶん、ぶぶぶん、ぶぶぶん節分。


立春を過ぎているのに節分の話題で恐縮。