新1年生のコーちゃんがグラウンドで牛乳を飲んでいた。
ブリックパックを両手で持って、ストローでチューチューと飲んでいた。
その姿がとても可愛くて、僕は心がホッコリと暖かくなった・・・。
コーちゃんのお母さんによると、背丈を伸ばしたくて一生懸命に牛乳を飲んでいるのだそうだ・・・。


オッケーだぞ!コーちゃん・・・。
ダイジョブ、グッジョブ、グングン伸びる・・・。
きっときっと大きくなれるぞ・・・。


み〜んな願い事を持っていてね、それで一生懸命に何かをしている・・・。
そんな願い事のひとつひとつがとても愛しいと僕は思う・・・。


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わっはっは、ここはひとつ、僕が歌でも唄わねばなるまい・・・。


♪ギューニュー ギューニュー ゴクンゴクン
 グングン・グングン大きくな〜れ!
 母ちゃんよりも 父ちゃんよりも 大きくな〜れ♪


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そうそう、僕も中学校に上がる頃だった。
やっぱり背丈を伸ばしたくってね、たくさんたくさん牛乳を飲んでいたっけなぁ・・・。
水替わりに飲んでいたっけなぁ・・・。


子供たちの近くにいると、こうやっていろんな事を思い出したり出来る・・・。
もっともっと大切な何かを思い出せそうな気がする・・・。
あと半年、時間が許す限りグラウンドへ足を運ぼうと思う・・・。
ひとつでも多くの大切な何かを探しながら、ね・・・。


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コーちゃん・・・。
これからどんどん大きくなるであろう君の野球の物語が楽しみだ・・・。


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みんなみんな大きくな〜れ・・・。


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久しぶりに僕も牛乳を飲んでみた。
コップ1杯だけなのにな、お腹がピーヒャララって言う・・・。
ゴロゴロと言う・・・。
オジサンのお腹の中にはね、雷さまが住んでいるみたいだ・・・。


ピーヒャララ・・・。
ゴロゴロゴロゴロ・・・。