命とシアワセについて。

hayatonooyaji2008-02-29

その時が近づいているんだ・・・。
僕は、悲しくて悲しくて心の中にあるアリッタケの言葉を探す・・・。
絶対の愛と信頼をただ、こんな僕に寄せてくれていた小さき者よ・・・。
君が僕に寄せてくれた信頼にも愛にも応える事が出来なかった自分が悔しい・・・。


ゆっくりと歩いていた老犬の歩み。
ゆっくりが、ゆっくりゆっくりになった。
ゆっくりゆっくりが、ゆっくりゆっくりゆっくりになって、君は歩かなくなった。


朝、散歩を僕にせがむ君の声は、明日からは聞こえなくなるだろう・・・。


寝ている君の身体を撫でる・・・。
君はシアワセだったか?
僕に会えてシアワセだったか?
お母さんに会えてシアワセだったか?
お姉ちゃんに会えてシアワセだったか?
お兄ちゃんに会えてシアワセだったか?
たぶん、君はちっともシアワセじゃなかった・・・。
ごめんな、ごめんな・・・。
寝ている君の身体を撫でる・・・。
まだ暖かい君の身体の感触を忘れないようにする・・・。


ごめんな、ごめんな・・・。
君が与えてくれたすべての事に、ごめんな・・・。


つらいよ、本当につらいよ・・・。
死なないでくれ・・・。
つらいよ、本当につらいよ・・・。
いつまでも一緒にいたいよ・・・。


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