モクレンは晴れたら輝くのさ。

hayatonooyaji2008-04-24

一日中、雨は、降ったり止んだりを繰り返していた。


季節は晩春。
雨は降るのだけれどジメジメなんかしていないんだ。
何だか心地良い湿度の中の木曜日・・・。


小さな小さな庭にあるモクレンが咲いている。
しっとりと水滴を纏いながら咲いている。
晴れたらきっとね、美しく輝く。
それは、雨の日を耐える大切さを花たちは知っているからだ。


快晴ばかりが続くなら、花は美しくなんて咲く事は出来ない・・・。
あたりまえの事なのにな、それを雨の日に気付く・・・。
人間とは、かくも愚かなものだ・・・。


でも、なぜに人が花に魅かれるのか、少し解ったような気がする。


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ゆっくりゆっくりとバットを振る。
春の雨が君の体に纏わりつく。


がんばれよ、がんばれよ、水滴を纏いながらも咲け。


今は雨。
でもね、必ず晴れる日もある。


晴れたらきっと、輝ける。


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雨の日がある。


土も草も木々も花も泣いているみたいに見える。


でもね、泣いているみたいに見えるから、晴れた日には笑顔に見えるんだよ。


野球もきっと、同じだ。


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「泣いても笑っても残り僅か・・・。」


それは違うと僕は思う。


泣いても笑っても・・・なんてね、僕は言わない・・・。
残り僅か・・・なんてね、僕は言わない・・・。


泣いたり笑ったりしながらず〜っと続く。


それを僕は言う。


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なぜなら僕は、君の父ちゃんだからな。