僕らの息子たちはね、グッドフェローって言葉を知っているんだ。

先日、グラウンドで聞いた話・・・。
ある、後輩親父さんから・・・。

その親父さんが、子供の小学校野球時代の、お父さんコーチの元仲間たちと飲んでいた時、
こんな事を言われたんだそうだ・・・。

「けっ、ポニーなんて良くないよん。」
「けっ、ポニーの野球なんて遊びだよん。」って・・・。

僕の仲間の後輩親父さんは、顔を真っ赤にして反論したんだそうだ・・・。

「オレの息子が真剣に打ち込んでいる野球に対して、そんな事を言わないでくれよ！」と・・・。

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え？僕？
僕がその話を聞いて、どう思ったか？って？

・・・シアワセだと思った・・・。
・・・すごくシアワセだと思ったんだ・・・。

言う側じゃなくて良かった・・・。
言われる側で良かったって思ったんだよ・・・。

彼らが言っているのはね、意味の無い陰口と悪口だ。
それは、とってもツマラナイ事だ。

僕らは暖かい野球の風に吹かれていて、時々深呼吸もしたりする・・・。
泣けるほどの感動もたくさん味わっていて、野球に感謝していられる・・・。

彼らもきっと、本当は野球が好きな親父たちのはずだ・・・。
でもね、彼らが現在吹かれている野球の風は、ひどく冷たい風なんじゃないだろうかって思う・・・。
野球が好きな者同士として、僕は、彼らを可哀想に思う・・・。

野球の神様の前で、ひん曲がった行為だ・・・。
とても恐ろしい不徳を積んじゃってるぞ、その人たちは・・・。

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彼らについてはね、僕は、どうでもいい・・・。
でも、彼らの子供たちの心を思うと切ない・・・。

ものすごい能力に長けた野球少年なのだそうだ・・・。
だが、中学野球時代にね、その少年たちの傍で、グッドフェローになれ！って言ってくれる指導者がいないんだ。
それが切ない・・・。

野球の技術に長じたとしても、
自分と違う他者を認められなかったり、
自分よりも劣る他者を見下すような大人になってしまったら、
とってもとっても悲しい・・・。

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野球の神様はね、ジ〜っと見つめているぞ・・・。