本日、
火曜日の試合の様子・・・。
ハヤトはピッチャーだったそうだ・・・。
う〜む、
そうそう、小学校5年生まではね、ハヤトはピッチャーもしていたっけ・・・。
それ以来の登板じゃないだろうか・・・。


打つ方はどうだった?って僕は聞く、お菊さんだぞ・・・。


3打席、2打数1安打との事。
四球と野手のエラーとライト前ヒット・・・。


だが、試合は4対3で負け・・・。


「だってさ、相手チームにはさ、KOYOやらタツやら、元野火コンが揃ってるんだぜ。
 ・・・強いよ・・・。」


下校後、とても楽しそうにね、ハヤトは話してくれた・・・。


え?
そうだよ、
これは、学校の体育の時間のソフトボールの事さ・・・。


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みんなみんな楽しそうにしていただろう様子が目に浮かぶ・・・。


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ハヤトよ、
「学校は楽しい!」って、いつも君は言う・・・。


そうだよな、学校ってさ、楽しい所だよな・・・。


父ちゃんもな、学校が大好きだった・・・。


わっはっは!学校を楽しんじゃう君の心はさ、父ちゃんのDNAだ・・・。


なぜ学校って楽しいんだと思う?


それはね、トモダチがいるからさ・・・。


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中学3年生、
ぽつりぽつりとな、そろそろそれぞれの部活を引退する仲間もいる・・・。
そして、
ちょっぴり切ないけれど、
秋からは受験生の生活になってしまう・・・。


だからね、
今日のような笑顔の一日を大切にしてほしいんだ・・・。
大切だと思える日々を積み重ねてほしいんだ・・・。


笑顔をいつも忘れずにさ、これからの道を迎えておくれ・・・。


それが父ちゃんの願いだ・・・。


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中学3年生・・・。


学校に提出する進路指導の書類に、
君は堂々たる文字で、こう書いていた・・・。


「野球が強く、家から近い高橋」


高橋さん?
近所の高橋さんの事かい?


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