キョウヘイくんの親父。

小平ポニーズのキャプテン、そう、絶好調の斬り込み隊長、キョウヘイくんはね、この試合でも絶好調だった。

僕は、キョウヘイくんの親父とも意気投合した。

僕が江東ライオンズグラウンドに持っている感情。
感謝でいっぱいの気持ち。
それと同じだけの気持ちを、キョウヘイくんの親父は、清瀬第二グラウンドに持っていると言ってくれた。
小平ポニーの3年生にとっては、これが最後の清瀬第二グラウンドなのだそうだ。

野球少年を持つ親父。

僕らの心は同じだ。

仲間だ。

僕は確信する。

痛みも悲しみも、
ヨロコビもシアワセも、

僕らは共有出来るはずだ。