ありがとうの夏。

2008年の夏。
第34回日本選手権大会に於いて、
清瀬ポニーのフラッグシップチーム、清瀬ポニーズは3回戦で敗退。


選手たちは泣き崩れる・・・。


いいんだよ、いいんだよ、たくさん泣こう・・・。
たくさん涙が出て止まらないだろ?


それは、君たちがたくさんがんばった証拠だ。


ありがとうな・・・。
僕らの息子たち・・・。


3年生が並ぶ・・・。


「孫たち」への想いに胸詰まらせた総監督の涙・・・。


僕たち父母も3年生の選手たち全員と握手をした・・・。
ただただ涙・・・。


僕も、13名の選手たち全員に言葉を贈らせてもらった・・・。
その内容は、ここには書かない事にする・・・。


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そして、決して忘れてはなるまい・・・。
ありがとうね、一緒に闘ってくれた2年生たち・・・。


堂々たるエース、リョウマくん・・・。
小さな身体を懸命に使って投げてくれたユウタくん・・・。
大きな声を出していたヒロマサくん・・・。
たくさんのピンチを救ってくれたタクくん・・・。
ガッツ溢れるプレーを魅せてくれたリョウスケくん・・・。
オジサンはなぁ、君が大好きだったぞ!ショウイチロウくん・・・。
俊足!素晴らしく巧みなプレーヤー、キョウスケくん・・・。
天性の野球センスの持ち主!サトルくん・・・。
そして、
なんだか他人とは思えない顔だぞ!明るく元気いっぱいなヨシカズくん・・・。


ありがとうね、ありがとうね・・・。


君たちもまた、僕らの誇りだった・・・。


君たちだって今日、同じ涙を流していたんだもんね・・・。


ありがとう・・・。


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さらに、決して忘れてはなるまい・・・。


スタンドから声を枯らして応援してくれていた仲間たちの姿を・・・。


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僕は泣きながら噛み締めていた・・・。


泣いていたのだけれど僕は、


握手をしながら一番多く言った言葉がさ、


ありがとう!だったんだよ・・・。


それは、なんとシアワセな事だろう・・・。


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ありがとう・・・。