心の中の、一番大事なところで。

先週末のグラウンドでの事。


「3時過ぎになるらしいんだけど、6年生が一人見学に来るよ・・・。」
そう言ってシマさん、こと、島田コーチが笑った・・・。
とてもうれしい気持ちになって僕も笑った・・・。
僕らはね、僕らの息子たちの3年前の様子を思い出していたのだ・・・。


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6年生が来る。
ずっとずっと野球をがんばって続けてきた6年生が来る。
清瀬第2グラウンドに来る。
それは、なんてシアワセな事だろう・・・。


いろいろと調べたり、人から聞いたり、
きっと、ドキドキとワクワクの気持ちを持ってやって来るんだろうな・・・。


僕は、まだ見ぬ野球少年の表情を思い浮かべていた・・・。
夢いっぱいにキラキラと輝いているであろう顔を思い浮かべていた・・・。
すると、なんだか鼻の奥がツーンとして、涙が出そうになった・・・。


お父さんと来るのかな?
お母さんと来るのかな?
リュックを背負って来るのかな?
それとも、もう、野球のバッグを持っているのかな?
どんなユニホームを着て来るのかな?


清瀬ポニーを見に行くんだ。」って言いながらきっと、
君はグローブを磨いていたんだろうな・・・。


ドキドキとワクワク・・・。
期待と不安でいっぱいだろう君の心・・・。


大丈夫だよ。
大きくて格好良くて、スゴそうに見える先輩たちだってね、
み〜んな今の君と同じだったんだよ・・・。


オッケーさ!ノープロブレム!
君が紡ぐ野球の物語が素晴らしいものでありますように・・・。


わっはっは!カキーン!だ。


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清瀬第2グラウンドは、必ず抱きとめてくれる・・・。
野球の好きな少年をすべて・・・。