娘も沖縄へ。
娘が修学旅行に出発した・・・。
前日に体調を崩し、お休みをして、行けるかどうかと心配する場面もあったのだが、
ものすご〜くものすご〜く超人的な回復力をみせて、
とりあえず無事、出発するに至った。
それはそれはうれしそうに笑う顔は、ちっちゃい頃と同じだった。
めでたしめでたし・・・。
娘が不在の現在、我が家は静寂に包まれている・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
修学旅行先は、沖縄・・・。
もうひとつ違った側面からね、沖縄を学び、見つめる旅だ。
まるで教科書のように厚い冊子を読みながらずっと学習していた沖縄・・・。
学習した事を実際に見て、触れて、いろいろな宿題を持って帰ってきてほしいと思う。
学んだ知識を智恵に昇華させる事だよ、
それが本当の「勉強」なのだからね・・・。
ハヤトが野球で見た沖縄とは違う沖縄だ。
糸満市に於ける不発弾の爆発事故のニュースを聞き、僕は想いを強くする・・・。
娘よ、その目で君は見るのだと言っていた。
多くの方々が亡くなったガマ(防空壕)に実際に入り、
ひめゆりの塔へお参りに行くのだと・・・。
どんな宿題を君が持って帰るのだろうかと、不遜ながら僕は期待している・・・。
僕たちの国は、そう、約束をした国だ。
世界中の人々に向けて約束をした国だ。
「二度と戦争をしません。」と、崇高な約束をした国なんだよ。
その約束を世界中の人々と交わすに至った経緯について、見て、触れて、学べ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、楽しんでおいで。
高校時代の大切な思い出を作っておいで。
あと、「海ぶどう」を買って来てほしい。
乾燥させたヤツじゃなく、生のヤツ。
よろしく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出掛ける間際、娘が祈る言葉に驚いた。
「神様!
飛行機が落ちませんように・・・。
でも、もし落ちてしまうのなら、
帰りの飛行機にして下さい・・・。」
我が愛娘、タダ者ではない。