総イチローさんに遭う。
仕事の関係で、な、なんと港区六本木へ行く・・・。
うむ、いわゆるギロッポンである・・・。
ポッポ・ポッポと、キョロキョロしながら出掛けた・・・。
うむ、いわゆる僕は、オノボリさんである・・・。
おおおっ!あれがアークヒルズ!
写真を撮りたかったけれどヤメた・・・。
北多摩地区から来ている事がバレぬよう、背筋を伸ばして歩こう・・・。
ハンサムスーツを買っておいて良かった・・・。
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全日空ホテルに車を停めた・・・。
すごいぞ・・・、地下2階だ・・・。
地下2階から地上2階のロビーまで、小さなエレベーターで昇る。
エレベーターに乗り込み、閉と書かれたボタンを押そうとした時、
「ややっ、すみません。」と、紳士が駆け込んで来た・・・。
その紳士の顔を見て驚いた。
な、なんと(今日は、な、なんとが多い。)、
ジャーナリストの田原総一朗さんだった!
すごい!本物の田原総一朗さんである・・・。
人生の巨匠とでも呼ぶべき大人物である・・・。
ちっちゃなエレベーターの中、
田原総一朗さんとハヤトの親父の2ショットである・・・。
ちっちゃなエレベーターが2人の世界である・・・。
サインをして下さい!とか、握手をして下さい!とか、
言おうと思ったが、ヤメた・・・。
そんな事を言ったら失礼だし、第一、
北多摩地区から来ている事がバレちゃう・・・。
僕は、な、なんと、
「今日は暖かかったですね。」と、言ってしまった・・・。
すると、な、なんと、田原さんは微笑み、
「そうですね、本当に暖かかったですね。」と、言って下さった・・・。
なんだか感激している僕は小市民なり。
ハンサムスーツを着ていて良かった。
僕が東久留米に住んでいる男だとは、さすがの田原さんも気付くまい・・・。
エレベーターが2階ロビーに到着してドアが開く。
「どうぞ。」と僕が言うと、田原さんは、
「どうもすいません。」と笑顔で仰って足早に歩き出された・・・。
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ファンになった。
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田原総一朗さんのファンになった・・・。
なにしろな、総イチローさんだ。
すべてがイチロー選手ってほどの名前なのだ。
ジェントルマンだったぞ。
筋金入りのジェントルマンだったぞ。
田原総一朗さんは・・・。
いつか、
「ちょっと聞きたい!」と、
田原総一朗さんから質問されるような男になりたいものだ。