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ばざ〜るでござ〜る。
そう、まさしくその様子は、ばざ〜るでござ〜るでござった・・・。
清瀬第2グラウンドでは今日、いつもの親切なPスポーツ店のお兄さんが来ていて、
グローブやらスパイクやら、それらを買い求める6年生の親御さんたちで賑わっていた・・・。
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グローブもスパイクも、決して安い買い物ではない・・・。
(なんだか僕の薄っぺらな財布を基準にした物言いで申し訳ないのだけれど。)
決して安い買い物ではない・・・。
それでもこうして買い与える親の心を、しっかりとそれぞれの子供さんに伝えてほしいと思う・・・。
「大切に使ってね。」って、たった一言でいい。
必ず伝えるべきだと僕は思う・・・。
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それを受け取った子供の心次第で、グローブにもスパイクにもきっと、「命」が宿る。
しっかりと「命」を宿した道具を使って、野球を学んでほしいものだ・・・。
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清瀬市内の、ある強豪学童チームの代表ご夫婦が来ていた。
お孫さんが、市外の別の学童チーム出身なのだけれど清瀬ポニーに入団して、
その姿を嬉しそうに見つめていた・・・。
「孫にグローブを買わされてしまった。」なんて仰っていたけれど、
とてもとてもシアワセそうだった・・・。
いいよなぁ〜って、僕は思う・・・。
僕もいつか、「ハヤトの親父」から「ハヤトの息子の爺ちゃん」になった時、
孫にグローブを買ってあげられたらいいよなぁ〜って、思う・・・。
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お爺ちゃんが買ってくれたグローブ・・・。
6年生の男の子が、ね、そのグローブに「命」を宿してくれますように・・・。
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ばざ〜るでござ〜る。
シアワセな野球の風が今日も、
清瀬第2グラウンドに吹いていた。