清瀬の野球小僧、ハナタレは小学５年生。

あっ！ハナタレだっ！
随分と久しぶりじゃないか！ハナタレ！
大きくなったなぁ、・・・ハナタレ！

「あっ、オジサン、こんにちは！」って、相変わらず人懐っこい笑顔のハナタレだった・・・。

よそんちの子供さんを、勝手にハナタレなどと名付けて申し訳ないのだけれど、
今までに僕が出会った野球少年の中で、最も人懐っこく、最も元気いっぱいな男がハナタレだ・・・。

ハナタレよ、何年生になった？
「５年生ッス！」

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清瀬市にあるバッティングセンターＢは、界隈きっての本格的なバッセンだ。
お楽しみ定番のホームラン賞なんて無いのだが、
変化球を投げてくれるマシンがある・・・。
こんな悪天候の夕刻は、現役の高校球児たちの姿を見る事だって出来る・・・。
結構ワクワクしながら僕は、時々ハヤトと一緒に訪れるんだ・・・。
そこで今日、ハナタレを見つけ、しばし色々とインタビューをしたのだ・・・。

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ハナタレと僕の出会いは、数年前に遡る・・・。
その様子を僕は、この日記に書いてあるので、もし良かったら探して読んでほしい・・・。
土門拳さんの写真集に出てきそうな、昭和チックな顔をした男の子がハナタレだ・・・。

ちっちゃかった頃のハナタレは、いつもお母さんと一緒にバッティングセンターに来ていた。
でもね、現在はトモダチと一緒に来ているそうだ・・・。
人として、男として、しっかりと成長しているハナタレの様子がうれしい・・・。

既に彼の最大の特徴であった鼻水は枯渇してスッキリしていたので、
ハナタレなんて呼んではかわいそうなのだけれど、まあいいかとしよう・・・。
本当にイイ笑顔なので可愛い・・・。

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ハナタレよ、野球は楽しいか？
「はいっ！」
そうかそうか、イイ表情だ・・・。

今年、清瀬の学童野球や、
東西連盟の西川旗（５年生の大会）なんかでさ、
もしかしたらハナタレは注目を集める選手になるかもしれない。

こんなにもイイ表情で、ね、
「野球は楽しい！」って言う子供たちが、
キラキラと輝く事が出来る学童野球であり続けてほしい・・・。

僕は、そう思う・・・。

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バットを振る姿が見違えるほど頼もしくなっていたハナタレ・・・。
いいか？ホームランを放ったれ（ハナッタレ）！
なんちゃって・・・。

がんばれ！ハナタレ！

再来年、このハナタレが清瀬ポニー３４期生になっていたら笑っちゃうな・・・。
そうなったらさ、シアワセだろうな・・・。