クマおじさん・・・。
クマおじさんがいる・・・。
小金井街道を挟んでしまったからね、
僕は小山ドラゴンズの親父だった・・・。
クマおじさんは野比コンの親父だった・・・。
でもね、すぐ、僕らはお互いが大好きな親父になっちゃったんだぜ・・・。
試合に勝つとか負けるとかじゃなくってさ、
強いチームだとか弱いチームだなんて区切るんじゃなくってさ、
同じような心を持ってる仲間が、さ、
あっちこっちにいる事を知ったんだよ、僕らは、ね。
僕らも子供が好きだったからさ・・・。
クマおじさんと電話で話す・・・。
クマおじさんも、ね、
小川監督を好きでいてくれたそうだ・・・。
たとえチームが違ってもね、
こうして親父になってからのトモダチが出来る・・・。
子供たちの野球ってばよ、
本当に心豊かなる世界だと僕は思うぜ・・・。