「お兄ちゃん、お姉さん。」って、ね・・・、
先日の祖母の葬儀の席、
今年の始めに結婚したばかりの従妹が僕ら夫婦の所へやって来た。
聞くと今、この娘のお腹の中には、ね、赤ちゃんがいるのだそうだ・・・。


僕は、「逝く生命」を、涙で見送りつつ、
でもね、「来る生命」を笑顔で迎えられるのだと思うと少しだけホッとしたんだよ・・・。


人生ってさ、悲しい事の方がきっと多い・・・。
きっと多いのだけれど、どうだい?しっかりと嬉しい事だってあるじゃないか・・・。


人間ってさ、僕は、大したもんだって思えるんだよ・・・。



お腹にいる子が男の子だか女の子だかは、まだ知らないらしい・・・。
でも、よう、元気マルダシでホギャ〜って泣いてくれるのならば、さ、
男の子だろうが女の子だろうが、そんなの関係無ぇ!・・・ってな、僕は思う・・・。


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女の子の特性やら、男の子の特性やら、
従妹は気になるみたいでね、いろいろとカミさんに聞いていた・・・。


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その中のひとつ・・・。
「男の子は、言葉が遅い?・・・。」


カミさんは、彼女の質問に答えていた・・・。


「うん、女の子と比べるとね、遅いわよ・・・。」


とか何とか言っていたよ・・・。


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お、おう、どうせ男は言葉が遅い・・・。
僕も、そう、
僕はマジで言葉が遅い男の子だったんだからな・・・。

でもにゃん、
言葉が遅かった僕だってな、いろいろ言いたいことならあったんだぜ・・・。


見てくれ、この真剣な横顔・・・。


僕が言葉を発するようになった出来事について少し述べたい・・・。


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