シュッシュの詩。
夏日だった。
随分と太陽が眩しかった。
およそ1週間ぶりの快晴・・・。
とてもとても気持ちの良い一日だった・・・。
昨夜の事は忘れよう・・・。
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昨夜、
カミさんが僕の枕にファブリーズをシュッシュしている場面を目撃した・・・。
いつもテレビでファブリーズのコマーシャルを見ながら笑っていた僕にとって、
結構ショッキングな場面ではあった・・・。
臭い臭いコマーシャル・・・。
ファブリーズのコマーシャル・・・。
他人事じゃない・・・。
他人事じゃない・・・。
僕の枕にファブリーズをシュッシュしていたカミさんは僕の気配に気付き、
ハッとした様子で振り返り、ニッと微笑んだ・・・。
僕を傷つけまいとする微笑みだったに違いない・・・。
シュッシュ、シュッシュ・・・。
シュッシュは時として切ない・・・。
だが、シュッシュは人の優しさ・・・。
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野球を愛する親父仲間のあなたよ・・・、
あなたはこれを読んで笑ってないか?
あなたも匂う、ほのかに匂う・・・。
僕も匂う、みんな匂う、全員で仁王立ちだ・・・。
40過ぎたら加齢臭だ・・・。
あなたも臭い、僕も臭い、みんな臭い・・・。
だから親父たちはすぐに仲良くなれるのだが、臭い・・・。
一緒にいるだけで鼻が曲がりそうだ・・・。
人は僕らを、こう呼ぶだろう・・・。
ラフレシア・・・って、な・・・。
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どうやら耳の後ろんトコらしい・・・。
耳の後ろんトコが発臭源らしいぞ・・・。
源さん・・・。
お風呂に入る時に洗おうぞ!
しっかりと耳の後ろ!
ついでに耳の前だって洗おうぞ!
後ろから前から洗おうぞ!
ブクブク・ゴシゴシ
ゴシゴシ・ブクブク
よく洗いたまえ!
友よ、夜明けは近い・・・。
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「くんくん・くんくん・・・。」ってな、
お宅も奥さんが嗅いでくるって?
じゃあ言ってやろうぜ、
あっち行け!嗅ぐや姫!って、な・・・。
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ファブリーズされてる?
へへっ、されてるんだな?
じゃあ握手をしよう!
野球な親父の仲間たちよ・・・。