格好悪い大人にだけはなるな。
・・・ニシニホン・・・。
・・・フクチヤマセン・・・。
・・・ジェイアール・・・。
何年経ってもね、あの事故の衝撃的な映像は忘れる事が出来ない。
カーブした線路で電車が横転して、先頭車両がコンクリートの建物に突っ込んだ姿を・・・。
たくさんの人が亡くなり、
たくさんの人が大怪我をした。
亡くなった人たちの遺族や、怪我をした人たちの悲しみや痛みは、
どんなに時間が経っても決して癒える事はないだろう・・・。
「行って来ます!」って出掛けて、
「ただいま」って帰る事が出来なかった悲しみの重さを想像してほしい。
亡くなったたくさんの人たちは、
誰かの子供たちだったのだから・・・。
誰かのお母さんだったのだから・・・。
誰かのお父さんだったのだから・・・。
誰かの痛みや悲しみに想いを馳せる心を持っているからこそ、
僕らは人間なのだから・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
誰もが一番安全だと信じていた電車でね、
どうしてあんなに悲惨な事故が起きたのだろう?
その原因をしっかりと調べて、
二度と同じ過ちを繰り返さないように導く事が彼らの仕事だったはずだ。
調べている人と、
調べられたら困っちゃうなって思っていた人が、
とっても仲良しだったって事だ・・・。
それが今、白日の下に晒されたのだ・・・。
ハラワタが煮えくり返るほどヒドイ話だ・・・。
格好の悪い大人たちだ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記者会見でずっと、
自己保身の言葉を口にする彼らの様子は、
格好悪い・・・。
本当に本当に格好悪い・・・。
世の子供たちよ、よく見ておきなさいよ。
これが本物の格好悪い大人の姿だ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ただ、彼らもまた、
誰かのお父さんなのだと思うと悲しい。
格好悪い親父を持った子供は悲しいだろうな・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
世の親父たちよ、
格好良く生きましょうや。
デブでもいい、ハゲでもいい、
ビンボーだっていいじゃないか。
背筋を伸ばして、そう、
格好良く生きましょうや。