どうしてガムがいっぱい車の中にあるのか?

僕の車の中には、ガムがいっぱいあるんだ・・・。


え?どうして?ってか?


それは、車で出掛ける時、
コンビニでトイレを拝借する度にガムを買うからだ・・・。


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別にな、何も買わなくてもコンビニはトイレを貸してくださる・・・。


嫌な顔一つせず、快くトイレを貸してくださる・・・。


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好意である・・・。
コンビニの、コンビニによる、好意ある行為であると僕は感じる・・・。
まさに街の中のオアシスだと言えよう・・・。


「おトイレお借りします!」って僕が言うと、
「どうぞ!」って優しく笑顔で貸してくださる・・・。


コンビニの人ってスゴイと僕は思うんだよ・・・。


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立場を逆にして考えてみれば解る・・・。


もしも他人が突然やって来て、
「おトイレお借りします!」って言われたらどうだろう?


コンビニの人みたいな優しい笑顔でな、
「どうぞ!」って僕は言えるほどの器の大きな人間だろうか?


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コンビニのトイレで用を足し、
ホッとした気持ちを手に入れた時に僕は、
やはりガムを買わずにはいられないのだ・・・。


御礼の気持ちを込めてガムをレジの人に渡す。
「はい、105円です。袋はいかがいたしますか?」


僕はお金を払いながら言う・・・。
袋は、いりません。


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お店を出る時、
コンビニの人は僕の背中に言う・・・、
「ありがとうございました!」って・・・。


申し訳ないといつも僕は思う・・・。
ありがとうございましたは僕のセリフだ。と・・・。


見ず知らずのな、どこの馬の骨かもわからん僕のような者にな、
優しく笑顔でトイレを貸してくださってありがとうございました!ってな・・・。


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そして僕の車の中は、ガムがいっぱい・・・。


コンビニで僕が用を足した数と同じだけのガムが・・・。


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ガムガム・・・。


ガムガムえぶりばでぃ・・・。