メールの文字を僕は、味気ないものだと考えていた・・・。
だが、今、それは違うと思っている・・・。


大切なのは「言葉」と、それを誰かに伝えようとする「心」なのだ。


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僕ら清瀬ポニー30期親父たちに向けて、シマさんが送ってくれたメールの文字は泣いていた。
いつもなら軽く冗談を混ぜながら交わす同じメールの文字が、泣いているように見えるんだ・・・。


シマさんが島田コーチとして、最後に中村コーチに会ったのは12月6日だったと言う・・・。


「ショックは大きいよ・・・。」
同じ想いを持ったコーチの先輩を失ったのだ・・・、
シマさんの悲しみもまた、より深いはずだ・・・。


メールの文字が泣いているのは、ね、
シマさんの「心」が僕らにしっかり伝わっているからなのだ・・・。


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大切なのは「心」なのだ。


流麗達筆な手書きの文字以上に、ね、
心を揺さぶるメールの文字だってあるのだ・・・。