とうこん米て。

毎朝4時にタイマーを合わせ、我が家では五合半の米を炊く・・・。
この五合半のご飯は、全て息子ひとりだけの分だ・・・。
朝メシとしての丼一杯と、ランチジャーの四合と、いつ食べてるのか不明のオニギリで五合半だ・・・。
恐ろしい話だ・・・。
ゴゴーハンのゴハンでゴーゴーってところだ・・・。
しかも夜、帰宅後の第一声がな、
「腹減った・・・。」なのだから恐ろしさの極地である・・・。


五合半を炊いた直後にもう一度、今度は三合の米を炊く。
これは、カミさんと娘と、そして僕の朝メシ用だ・・・。


すなわち、我が家では毎朝、八合半の米を消費する計算になる。
すごいぞ、富士山にたとえたらな、あと一息で頂上だ!ってあたりだ・・・。


やっぱりな、五合半炊きの炊飯器じゃなく、一升炊きを買うべきであった・・・。


大丈夫か?
大丈夫なのか?
我が家の家計は・・・。
今年も大晦日カニを食べる事は出来るのであろうかと僕は不安・・・。


高校球児を一名飼育、じゃなかった、養育するってえのはな、大変な事なんだね・・・。


しかし食う・・・。
「食う」などという生易しいレベルではなく、「食らう」という程に食う・・・。
みるみるデカクなる・・・。
背丈はとっくに抜かれてしまったし、春には肩幅だって僕より広くなるだろう・・・。


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いい日々だと思う・・・。
野球の神様にはもちろんのこと、それ以外にもね、
今まで息子を育ててくださった全ての指導者の方々に御礼を申し上げたい僕だ・・・。


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親は、メシを食わせて、子供の「身体」を大きくする事は出来る。


だが、子供の「心」や、「正しい考え方」を大きく育てる事が出来るのはね、
親ではなく、子供の周りにいる大人たち、
つまり、学校の先生や、地域活動という位置づけの中に於けるスポーツの指導者の方々なのではないだろうかと思う・・・。


小難しい事を言って恐縮なのだけれど、
それこそが「教育」の在り方なのではないだろうか・・・。


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今、とても大きくなった息子を見ながらあらためて僕は感謝する。
少年野球に感謝する。


メシをたくさん食べさせて「身体」を大きく育てたのは親である僕だが、
息子の「心」を大きく育ててくださったのは、カキーン!の指導者の方々である。


スポーツは、それだけで素晴らしいものだ・・・。
地域に根差し、少年と共にあるスポーツなら、それはなおさらだ・・・。


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息子たちの野球部は現在、冬の壮絶なトレーニングの真っ最中である・・・。


クタクタになって帰宅するのだけれど、息子の表情を見れば僕は解る・・・。
コイツは野球が大好きなんだもんな、いい顔をしてる・・・。
本当に楽しそうな、いい表情をしていやがるぜ、ベイベ・・・。


今年もまた、素晴らしい野球の一年であった・・・。


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「は、腹減った〜・・・。」


おい、息子よ、よく噛んで食べろ!


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ちなみに、晩メシ用の米は五合を炊く。


一日の米の量を計算して富士山にたとえると・・・、


・・・僕の頭のコンピューターでは解析不能である・・・。