日曜日の東京郊外は寒かった・・・。
お日さまは顔を見せてくれて、懸命に照らしてくれていたのだけれど、
それでも東京郊外は寒かった・・・。


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日本中の、ね、
学校の校庭やらグラウンドには、ね、
どれだけたくさんの野球少年たちが今日もがんばっていた事だろう・・・。


寒風吹きすさぶその中で、
どれだけ多くの野球少年たちががんばっていた事だろう・・・。


ぬくぬくと暖かい仕事場で仕事を終えた僕は、
そんな少年たちの心に想いを馳せた・・・。


みんなみんないいかい?
家に帰ったらね、
すぐに熱いお風呂に入りな・・・。


風邪ひいちゃダメだよ・・・。
風邪ひいちゃダメだよ・・・。


とても寒い日曜日だったけれど、
君は今日もがんばったんだね・・・。


偉いぞ!
強いぞ!


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カキーン!ってね、
たくさん君は笑ったかい?


カキーン!ってね、
たくさん君は泣いたかい?


そうかそうか、
泥んこのユニホームを見れば、ね、
君のお母さんもお父さんも嬉しくなってしまうだろう・・・。


昨日の君よりも今日の君は、
ちょびっと大きくなっているぞ・・・。


君が大好きな野球が、
そうさ、君を大きく育ててくれるんだよ・・・。


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グラウンドに・・・、
校庭に・・・、


野球の神様はいるんだよ・・・。


野球の神様はいて、
ずっとずっとがんばる君を見ているんだよ・・・。


それだけは絶対に信じていてね・・・。


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寒い日曜日・・・。
でもね、野球をがんばった君・・・。


熱いお風呂に入ろうな・・・。
風邪ひいちゃダメだよ・・・。


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ぬおおっ、今日はバレンタインデーで御座ったか・・・。


なんだかにゃん、
僕は、ワニの形のチョコレートをカミさんから貰いました・・・。


義理か?本命か?と、僕が問うとカミさんは、


「人情よ!」と、答えてくれました・・・。


う〜む、
義理と人情を量りにかけりゃ、
義理が重たい浮世の渡世・・・。


僕は、これからワニのチョコレートを食べるで御座る・・・。



じゃ、また。