まるで夢のように。
日曜日。
僕は週明け納期の仕事に追われる。
でもね、僕は思う、
働ける仕事があるってありがたい。
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カミさんは日勤で不在。
夕食の食材を買いに行くのだと娘が僕に言う。
その姿が、ね、
すっかりと大人の女性みたいな格好だったので僕は戸惑う。
にゃん。
最近、寝る前に僕は、浅田次郎さんの小説を読みながら泣いているのだけれど、
娘の仕草のひとつひとつがそれに繋がっているようで切ない。
まったくな、
男親は娘には弱い。
胸が、ね、
締め付けられるようにキュンとなってしまうんだ。
弱いんだよ、
親父って生き物は、ね。
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浅田次郎さんのな、鉄道員(ぽっぽや)って小説があるでしょう?
今、この年頃の娘を持つ親父なら誰もがボロボロになってしまってきっと読めないだろうと思う。
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高校の制服姿の娘と、
今日の、買い物に出掛けるだけの姿の娘。
その違いだけでもな、
僕はウルウルと泣きそうになる・・・。
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上手く語れなくて申し訳ない。
でも、ね。
胸がキュンとなる。
娘を想うと。
娘を想うと。
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弱いな、僕も。
明日、少しゆっくりと、ね、
娘を想う男親の気持ちについて書いてみたい。
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え?
あなたは女性で58歳。
お父さんはご健在で83歳?
83歳のお父さんも、ね、
娘を想う時にはきっと、
僕と同じ気持ちになっているだろうと思う。