一球一会と書かれたTシャツ。
梅雨さなかの一日。
降ったりやんだりの雨。
まばゆい太陽も少しだけ見えたりした。
午後、仕事の荷物の受け渡しのために僕は出掛けた。
清瀬の、ひまわり通りで、ね、
自転車で走る小さな野球少年二人組を見た。
下は練習着、上はTシャツ。
一人の男の子のTシャツの背中に、
一球一会と書かれていて、どう見ても小学校低学年の彼にはアンバランスな言葉なのだけれど、
妙に可笑しくて可愛らしくて吹き出してしまった・・・。
一球一会。
小さな彼は、ね、
その言葉の意味を知っているのかにゃん?
一球一会。
なかなか味わい深い言葉である。
その言葉の意味をグラウンドの上で知るまで、そうさ、
その小さな男の子が野球を続けてくれますようにと僕は祈った。
一球一会。
一日一日を大切に過ごし、
出逢う全ての人々を大事に思いなさいよ。
小さな小さな野球少年よ。
カキーン!だ。
梅雨が終われば夏が来る。To You、なんちゃって。