ささのはさらさら。

清瀬の竹丘にある公園で、ちいさな野球小僧たちのチームが練習をしていた。


コーチの方が一人、
選手は十人ほど。
黄色い野球帽を被り、元気いっぱいにカキーン!を楽しんでいた。


僕は公園のトイレで用を足した後、しばらく彼らの練習の様子を見学させてもらった・・・。


暑い午後、
野球のシアワセ。
がんばれがんばれ!
黄色い野球帽・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それにしてもイイよね、
ボールを使える公園って・・・。
もっともっと増えるとイイね、
大きくて、さ、子供たちがおもいっきり野球を楽しめる公園・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


竹丘あたりの、な、
歴代の清瀬ポニーの選手たちがよく、タムロ、じゃなかった、自主練に励む姿は見掛けていたのだけれど、チームでちいさな子供たちが練習をする様子を見るのは初めてだ。


イイ公園だ・・・。


僕と同じようにトイレで用を足したタクシーの運転手さんも休憩がてら見学をしていた。


野球はイイですね〜って、僕らはしばらく話したんだ・・・。


タクシーの運転手さんの息子さんは大きくて、もう結婚しているのだけれど、
大学まで野球を続けていたのだそうだ・・・。


「こんなちっちゃい頃が楽しかったな〜、懐かしいな〜。」って、おっしゃっていた・・・。


運転手さんの目は、少し潤んでいるように見えた。


野球な親父の先輩。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


清瀬の、竹丘の公園。
この公園に面した道路の名は、緑陰通りと言う。


空を見上げると、ね、
木漏れ日は既に夏の色・・・。


野球の心豊かさや、カキーン!のシアワセを噛み締めた一時。


七夕。
短冊に何を書こうか・・・。


温かな心になり、僕は公園を後にした。