濡れたタオルを首に巻き。

カキーン!
清瀬ポニー29期生たちの夏。
高校三年生の夏。


がんばれ!がんばれ!と、僕は彼らを追う・・・。


いいかい?
君たちは既に甲子園にいる。
輝く甲子園に既に立っているんだよ。
信じてくれていい、僕の目にはハッキリと見える。
君が今、立つ場所はすべて甲子園だ。


よくぞここまでがんばったものだ。
ありがとうな、清瀬ポニー29期生たち。
僕の目にはハッキリと見える。
そして僕の目は君を見て潤む・・・。


第2グラウンドにいた頃よりも、ね、
ひとまわりもふたまわりも大きくなった君の姿に僕は、
君が歩んだ日々の鍛練を想う・・・。


君たちは、この夏まで野球を誇り高く貫きました。
グラウンドにいる君も、
スタンドにいる君も、ね、合格!
野球小僧合格!
君たちの夏をありがとう!

カキーン!だ。
ありがとう!だ。
僕は、ありがとうという言葉しか浮かばないや・・・。


夏のお日さまの下、
僕は濡れたタオルを首に巻き、中村コーチの双眼鏡を覗きながら君たちを追う。

清瀬ポニー29期生たちの夏。
セミの声を今年初めて聞く。


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H高校!
清瀬ポニー29期生、ダイチくんのファインプレーに感激!


夏が産まれました。
冷やし中華も始まっています。