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ブロック塀の内側、ちょうど郵便受けの脇っちょに僕は、セミの脱け殻を見つけた・・・。
うん、アブラゼミだ・・・。
いよいよこの夏もアブラゼミ登場・・・。
精一杯の夏を唄えよ、
アブラゼミよ・・・。
僕んちの地中深く、7年前に生まれたアブラゼミが飛び立つ。
たかだか虫だが無視出来ない。
なんだか家族の一員が飛び立ったようで愛しい・・・。
お〜い、アブラゼミよ、
無事に地上の日々を過ごすんだよ・・・。
良き伴侶を得て、
そしてしっかり子孫繁栄に貢献する事を父ちゃんは願っているからな〜!
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このアブラゼミが生まれた7年前を考えてみる・・・。
7年前、僕はどうしていただろうか?
なんだかな、現在とほぼ同じだぞ・・・。
あんまり成長してないな〜・・・。
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夏真っ盛りの朝、
アブラゼミの声が似合いそうな青空が広がる・・・。