かっぱっぱ、るんぱっぱ。
夜、カミさんも娘も不在であったため、僕は息子を連れて外食する事にした・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うん、そうさ、かっぱ寿司さ・・・。
期間限定一皿90円(税別)フェアの真っ盛りなんだもんね・・・。
こんな大飯喰らいの高校球児を、な、
回転しないお寿司屋さんに連れて行ける財力を僕は持たない・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カキーン!曜日の夜、かっぱ寿司の店内は大変混んでいた。
紙に苗字と人数を書き、
テーブルが空いてから名前を呼ばれるのをひたすら待つシステムだ・・・。
僕は鉛筆で、
綾小路、2名と書いたのだが、
「父さん、ふざけちゃダメだよ!」と息子は言い、
僕から鉛筆を取り上げ、綾小路を斜線で消し、
その上に本当の苗字を上書きした・・・。
相変わらずコイツは、堅物の超マジメ人間ギャートルズである・・・。
つまらね〜男である・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかし、その食欲にはあらためて驚く・・・。
驚愕する・・・。
今日も野球部の練習の最中に補食のドンブリ飯を食べたはずである。
だが、立て続けにひたすら皿を取り続ける息子の姿は、な、
底なし沼のような胃袋を思わせ、空恐ろしくなる・・・。
でも一方で、そんな様子が嬉しく頼もしく思えるのだから、
親の心ってヤツは我ながら不思議・・・。
わっはっは、江戸っ子だってね〜!
食いねえ、食いねえ、寿司食いねえ!
「オーシャンキングを食べていい?」と、息子は僕に聞く・・・。
ダメだっ!カニはダメだっ!
カニは年に一度、大晦日に食べるのが我が家のルールだっ!
「オーシャンキングはカニかまだよ・・・。」
ええっ!どれどれ・・・。
あっ、本当だな〜、カニかまって書いてある・・・。
しかも、店長オススメ!の逸品らしい・・・。
かっぱ寿司、オーシャンキング!
なかなかの美味であった・・・、天晴れ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
僕は八皿・・・。
息子は、な、なんと三十四皿・・・。
(但し、一皿一貫の物もあったので、正確には一皿二貫換算すると二十九皿。)
すげえな・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レジで僕は、一皿90円のありがたさを実感・・・。
お土産に、わさびナスを一袋買った・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上、
混みあうかっぱ寿司から、
綾小路が中継いたしました・・・。