師走に入った夕刻の街並み、
クリスマスのイルミネーションが眩い・・・。


めくるめく輝く夜の光景はまるで、
黒いビロード生地の布の上に並べられたネックレスのようだ・・・。


クリスマスっていいよな・・・。
クリスマスって雰囲気だけでもシアワセになっちゃうね・・・。


古い雑貨ばかりを扱うお店で僕は、
古い古い絵本を見つけた・・・。


たぶん、「賢者の贈り物」である・・・。


何故、たぶんなのかと言うと、英語だからである。
早い話、読めないのでR。


だが、男は時計を売り髪飾りを買い、
女は髪を切ってそれを売り、時計のための鎖を買う。


そんな絵が描かれているから、な、
たぶん、「賢者の贈り物」で間違いないだろう・・・。


程よく痛み、褪せた革の装丁がお洒落な絵本だ・・・。


迷わず購入した・・・。


クリスマスのイルミネーションの中でそれを見つけられたのも偶然ではあるまい・・・。


なかなか良い買い物が出来たと思う・・・。


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この絵本、
さりげなく部屋に飾ったら相当イイぞ・・・。


お洒落な親父だな〜、
僕って男は・・・。


メリークリスマス!


賢者のお買い物だな、こりゃ・・・。