雑貨屋さんで買った古い絵本をパラパラとめくり、その絵を眺めながら僕はシアワセな気持ち。


英語だから文字はサッパリわかんね〜んだけど、愉しい・・・。


まだ文字を読めない小さな子供たちが、さ、
どうして絵本があんなに大好きなのか、その気持ちが理解出来たような気がするんだよ・・・。


ページをめくりながら、ね、
いろいろな想像を巡らせる・・・。
感覚としての読書の愉しみの第一歩が絵本には、ある・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


しかし、「賢者の贈り物」・・・、
時計を売った男が買ったクリスマスプレゼントは髪飾り。
切った長い髪を売った女が買ったクリスマスプレゼントは時計のための鎖。


だが、考えてみるとだな、
髪はやがて伸びるけれど時計は生えてこない・・・。


女の贈り物の方が切ない・・・。
僕は、そう思う・・・。


なかなか深い寓話であるぞい・・・。


絵本の中の女の人が綺麗だ。
僕の個人的見解で恐縮なのだが、この女の人はショートカットの方が似合う・・・。
若々しくて可愛い・・・。


伸ばす必要がないのだとすると、
男が贈った髪飾りも無用の長物なりか・・・。


考えれば考えるほど、
深い深い寓話で御座候にて候・・・。


クリスマス気分が日ごと高まるこの時期、あらためてこの寓話を読んでみる事をお薦めする・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


先日、僕に柿を送ってくれたK先輩の話をしよう。


小学生まではフサフサの髪をしていた。


その後、中学〜高校〜大学と坊主頭で野球を続け、
いざやいざ、社会人になり髪を伸ばそうと思ったところ、
もう生えてこなかったそうだ・・・。


3年、3年、4年、
合わせて10年、
そしてその後の人生に於いて、
お洒落に縁がなかったKさんを僕は愛おしく想う・・・。


Kさんの妻、MちゃんはどんなクリスマスプレゼントをKさんに贈るのだろう?

帽子かな?
ニットの、すっぽり被れるヤツ・・・。


賢者の贈り物でカキーン!