高校三年生だった頃の自分に宛てて書く手紙とは、
今の高校三年生たちに向けて語りたい事なのだと気付く・・・。


先日、僕は近所の本屋さんの前で、Tくんに会った。
Tくんは現在高校三年生。
息子の、ひとつ上の先輩である・・・。


受験勉強の毎日の厳しさや、将来の夢を聞いた・・・。


結局僕は、がんばれ!って、励ます事しか出来ないのだけれど、
Tくんの目を見ていると、ね、
なんだかとてもホッとした・・・。


がんばれ!の言葉も必要だが、
そのままでいいんだ!の言葉だってそれ以上に大切なのだと思った・・・。


現在の、Tくんの目は澄んでいる。
澄んだ目のままで未来を生きてくれればいい・・・。

わっはっは!
わははのは!
概ね、高校三年生だった頃の自分に送りたい手紙の内容も同じような物だ・・・。


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不遜ながら僕は、高校生だった頃、


あんな大人にはなりたくないな、なんて思っていた事がある。


そう、
あんな大人に、ね。


だが、齡四十を過ぎて時々、
もしかしたらあんな大人になってしまってはないだろうかと思い、不安になったりもする・・・。


でも、ね、
それを自分に問い続ける事が大事なのだろうな・・・。