寄席に出掛ける・・・。


「成田のエビがタコ殴りにされやして・・・。」
とか、
「どこか東南アジアの軍事政権下の選挙のニュースだと思っていたんですがね、
よ〜く聞いたら名古屋の話じゃありませんか・・・。」
なんて、ね、
噺の枕で世相をズバズバ斬る・・・。


いつしか噺に引き込まれ、
笑い、涙し、再び笑い、
そしてストンと落とされ拍手・・・。


見事、これぞ芸である・・・。


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知っているようで実はよく知らない東京散策第2弾、
伝統芸を探る・・・。


僕は落語が好きでなあ、
時々こうして寄席に寄る。


僕の落語に関する資料のコレクションは、ね、
野球のそれを上回るほどだ・・・。


カミさんを相手に蘊蓄を傾け、そして腹を抱えて笑いころげた・・・。


日本人の笑いやユーモアに対するセンスって、さ、
本当に素晴らしいと僕は思う・・・。


なんだかさ、
テレビのバラエティー番組の中では、さ、
芸人って言葉があまりにも軽く使われ過ぎていると思っているのは僕だけだろうか?


芸人ってのは、ね、
修行によって身に付けた芸を持っている人の事を言う・・・。


寄席、
見せてくれる芸への代価としては申し訳ない程に安価・・・。


ああ、楽しかった・・・。


良い休日だった。