朝から晴れ。
それだけに気温が低い。
風も強く、耳がちぎれてしまいそうだ・・・。


冬もあと少し。
これから先は暖かくなるのだと思えば、
今朝の、冷たい風でさえ慈しいと考えるべきなんだよね。


黒目川沿いを歩く僕を、
大きな大きな高校球児が自転車で追い越して行った。


力強くペダルを漕ぐ後ろ姿が頼もしい。


ほんの少し時間が経てば、
君は大人になるんだね。


大人になった君の様子を想像しながら僕は、
エールを贈る。


風は冷たくて、
耳はちぎれてしまいそうだけれど、


名も知らぬ球児の君よ、
がんばれ!
シアワセな人生を歩めよ。