震災
買い物があり浅草橋へ。
大きな道沿いにあるパーキングメーター前に車を停め、
目的のお店を目指して路地に入ったところでグラリ・・・。
最初は僕の目眩かと思った。
だが、悲鳴や泣き声が聞こえ、見渡すと景色が揺れていた・・・。
古いビルが立ち並ぶ中の細い路地だ。
どちら側かのビルがもしも倒壊したら、おそらく僕も助かるまい。
電柱がしなる。
電線がたわむ。
あちらこちらの建物から人が飛び出してくる。
皆一様にこわばった表情。
少し足を開き、
力を入れていないと立っていられないほどの揺れ。
もうダメかなと思ったのだけれど、
不思議と腹が座り、落ち着いて冷静にいられる自分を発見出来た。
最初の揺れがおさまった後、
とりあえず大きな道まで戻る。
店頭売りのお弁当屋さんで売れ残っていたオニギリを15個、
それから水とお茶を買う。
それを持ち、車に戻る。
ラジオで情報収集。
大地震だと知る。
そこへ余震。
まるで水面に浮かぶ小さなボートみたいに車が揺さぶられる。
急いで帰途につく。
鳥越神社の角を曲がり、春日通りへ出て、本郷を越える。
東京ドームの周辺では、多くの人が道路の中央分離帯に避難していた。
飯田橋から目白通り、そして新青梅街道をひたすら下り東久留米を目指す。
余震の度、今まで経験した事のないハンドルの取られ方をした。
激しい渋滞。
歩道にもたくさんの人。
歩行者と車、
抜きつ抜かれつ。
もしも同じ方向を目指す人がいるのなら、ね、
声をかけて乗せてあげたいと思ったのだけれど出来ず、反省。
お年寄りや、
小さな子供を連れて歩く人が、本当に気の毒であった・・・。
電車も止まってる。
バスは超満員。
タクシーはつかまらない。
そんな情報をラジオで聴きながらだったのでなおさら。
紙にでも、な、
東久留米とか書いてヒッチハイクのように呼び掛けてくれていたら乗せてあげたのに、残念。
災害に次回があったら嫌だけど、
もっともっと積極的なお節介オヤジにならなければと今、考えている。
携帯電話は全く役に立たない。
その脆弱さと、それに頼ってばかりいた危うさも知る・・・。
このブログは携帯電話からでもすぐに見る事が出来た。
コメント欄を設けて、相互性を持てれば、連絡し合うツールになり得るかもしれない。
どうか意見を頂きたい。
ラジオから流れる情報から、
凄まじい状況を少しずつだが知る。
東北地方の人たちの、
一人でも多くの人たちの無事を祈る。
がんばって下さい。
同じ時代を生きてる。
同じ時代を生きている人は、ね、
ファミリーだ。
みんな・・・。