震災4

輪番停電」なる言葉は、戦後の混乱期に普通に使われていたのだそうだ。


よし、我が家も協力しよう。
うむ、強力に協力しよう。
と、決めた。


贅沢に慣れていた。
あまりにも贅沢に慣れ過ぎていた。
不便を今、分かち合おう・・・。


古い小さなラジオに乾電池を入れる。
ザーザーと雑音ばかりだったが、本体の位置をいろいろ動かすと、どうよ、ほら、
よ〜く聞こえる聞こえる。


物置からクーラーボックスを引っぱり出し、氷と冷蔵庫内の生鮮食材を入れる。

未使用の灯油ポリタンク2つに水を入れる。
ポリタンクの横に太マジックでズバリ、水!と書く。


プロパンガスの瓶と、プロパンガス用のコンロ、処分していなくて良かった。
物って、簡単に捨てちゃダメなんだな、やっぱり。

あと、家中の待機電源のコンセントを全部抜いた。


もちろん、暖房便座もオフ!
座った瞬間のヒンヤリ感さえ我慢すれば、さ、
暖房便座なんざもっとも不要の機能のひとつだ・・・。


節電に務めよう。
僕らが使う電気のために、な、
今、危険にさらされている福島原発周辺の方々の事を想えば、不便なんて言ったらバチが当たる・・・。


僕なんか既に充分にバチ当たりな人生を歩んでいる。
これ以上のバチは嫌だもんね。


輪番停電」ではなく、
あえて情報では「計画停電」と言っている模様。


我が家のある地域は、グループ1だ。
ナンバーワンよりオンリーワン、オンリーワンよりグループワンだ。
節電に務めましょう・・・。


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がんばれ!なんて書かない。


がんばろう!って書こう。

みんなでがんばろう!って書こう・・・。


がんばろう!