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アウトカウントを間違えてな、
捕球したボールをスタンドのファンに放ってあげてプレゼントしちゃう外国人選手ってさ、
以前にもそれは見た事はあるさ・・・。
でも、それは、ペナントレース終盤のさ、
ほぼ消化試合みたいな頃ばっかりであったので、
シーズンスタート当初のバリバリに白熱した場面で見たのは初めて・・・。
身体の大きな外国人選手が、ね、
あ〜んなにもちっちゃくなって恐縮していたのだけれど、
このヒト、マジでいいヒトなのだろうな〜って思うよ・・・。
「被災地ノ皆サン、頑張ッテ下サイ!」ってね、
温かいハートが伝わる野球選手なのさ・・・。
大チョンボをして、しょんぼりしている彼に向けて、
被災地の方々が贈った声援が良かった・・・。
「お前こそ頑張れ!」
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現在、日本に残ってくれている全ての外国人プレーヤーに、な、
僕ら日本のプロ野球ファンは感謝をしなくちゃダメだ・・・。
どんな想いで彼らが今、
日本にいてくれるのだと思う?
「悲シイデショ?
デモネ、セメテ野球ヲ見テイル時間ダケハ悲シミヲ忘レテホシイ・・・。」
そう、
12球団ぜんぶさ・・・。
そこに在籍するすべての外国人選手は、ね、
そんな想いを持って日本に留まってくれているのだから・・・。
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カキーン!だ・・・。
野球が人々に与える勇気を僕らはまだしばらく信じていよう・・・。
彼ら、外国人選手の優しく熱いハートに連帯していよう・・・。
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3月11日以後、
やはり60数年前と同じようになあ、
大本営発表が繰り返されていたのだ・・・。
現状の日本に留まってくれた外国人プロ野球選手たちは、
勇気と優しさを持った男たちなのだと信じて間違いない・・・。