日本そば屋さんのカレーは美味しい。

昼、埼玉県某市にあるお蕎麦屋さんで僕は、マーボー定食を食べた・・・。
日本そば屋さんのカレーは独特で美味いんだけれど、ね、
マーボー定食だってなかなか美味いんだぜ、カツオ風味のフンドシのダシでな・・・。

♪カツオ風味のフンドシ〜♪って唄ってみな！
それこそ江戸の粋ってヤツさ・・・。

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高校を卒業したばかりの頃の事・・・。
僕は、神田にある日本そば屋さんでカレー南蛮うどんを注文して怒鳴られた事がある・・・。

「おい！ウチは蕎麦屋だっ、この田舎者！
　うどんを食いたきゃうどん屋へ行け！」って・・・。

言われてちょびっとカチンときたね・・・。

ふう〜ん、田舎者ってか？
田舎から出てきたヒトを見下すような店主の態度に腹が立った・・・。

てやんでい（何を言ってるんだい）、江戸っ子気取りかこの野郎！って、
僕は言いたかったのだけれどヤメた・・・。
この店主は実は江戸っ子じゃないって分かったからだ・・・。
言葉遣いからすると北関東、栃木以北の出身者って、な・・・。

本当の江戸っ子は、ね、
田舎から来たヒトを見下すような言葉は知らねえのさ・・・。
なぜなら、せっかちだからな・・・。
ヒトを傷付けてるヒマなんて無えのさ、江戸っ子は・・・。

うどんを馬鹿にする蕎麦屋なんて胡散臭えぜ・・・。

「うどんを食いたきゃうどん屋へ行け！」ってか？

じゃ、じゃあ、蒸篭を下さい！って僕は言った。
江戸っ子気取りのコイツの蕎麦を食ってやっぺ！ってな・・・。

だが、ボソボソの蕎麦だった。
しかも蒸篭を頼んだはずなのに海苔が載ってた・・・。
蕎麦湯も混濁していた・・・。

おうおう！こちとら巣鴨生まれよ、
とげ抜き地蔵さまで産湯を浸かった身・・・。
何だ！この蕎麦ぁ！って言ってやろうかと思ったがヤメた・・・。

喧嘩になっちゃったらつまらないから・・・。

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その頃、
お世話になった方に一度、銀座の寿司屋に連れて行ってもらったんだけれど、
不味かった・・・。

かっぱ寿司の方がよっぽど美味え・・・。

なぜなら、寿司のルーツは江戸のファストフードだったからだ・・・。
銭湯を出て、綺麗な指でちょびっとつまむ屋台の寿司が本来の姿だからだ・・・。

「ＪＩＮ」全巻を読破した感動覚めやらぬ僕は言う・・・。

いいか？
江戸の寿司の血脈は、かっぱ寿司にあり！

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お蕎麦屋さんのマーボー定食を食べつつ考えたのが以上の事・・・。

さて、話の本題に入りたいのだけれど、ね、
ちょうど時間となりやした・・・。

食は庶民のためにあり！