腰は痛くない・・・。
首も痛くない・・・。
70キログラム以上の息子を肩車した翌日なのだけれど全然平気だ・・・。
やはり僕の体力は両津レベルだと言えよう・・・。
誰よりも健康サンダルが似合う男だ、僕は・・・。


わははのは!


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そうそう、
昨夕の激しい雷雨で、西武池袋線がストップした。
高校のグラウンドからの帰途、足止めされていた娘を迎えにJR新秋津駅へと向かった・・・。


電車がストップした駅前は大混雑していて、
タクシーを待つ人々の長蛇の列が小さなロータリーから溢れていた・・・。


愛娘を待つ間に僕は、
息子の小学校時代の野球の幼なじみ、U太を偶然にも発見する。
U太は遠い地方で寮生活をしながら野球を続け、とても精悍な少年になっていた。
精悍な少年になっているのだけれど面影はそのまま。
すぐにU太だと僕は気付いた・・・。
U太は寮の仲間2人とタクシーを待っていたのだった・・・。
野球を終えた高3の夏休み、寮の仲間を東京に招いたんだね・・・。
東京って言ってもこの辺りは多摩さ、たまたま多摩さ、田舎さ。
電話番号だって03じゃないのさ、かわいそうでしょ?僕たち。
さぞかし東京へ遊びに来る事を楽しみにしていた寮の仲間はガッカリだろうな、U太よ、Uちゃんよ・・・。


おうっ、U太!何してるんだ?
「タクシーの順番を待っています!」
おうっ、見ればわかる、オジサンは相変わらず違いのわかる男だ!
乗れ!オジサンのロールス・ロイスに!
な〜んちゃってな!


我が愛娘とU太たちを乗せ、
激しい雨の中を東久留米へ戻る・・・。
ルームミラー越しに見えるU太の顔が本当に頼もしく思える・・・。
すごく嬉しい事であった・・・。


よくぞ親御さんは末っ子の一人の男の子を寮に入れたものだ。
また、U太もよくぞ耐え抜いたものだ・・・。
彼もまた野球が育てた少年なのだ・・・。


そうそう、
こんな激しい雨が降る日だったな、
コイツを含めた当時の小山ドラゴンズの子供たちが自転車で我が家に遊びに来て、
み〜んな全身びしょびしょ濡れになっていて、
他の連中はハヤトの服に着替えさせたのだけれど、
コイツだけは服のサイズが合わなくて、ね、
パンツからシャツまで僕の服をカミさんが着せたのだった・・・。


懐かしいな、懐かしいな、
それは、つい昨日の出来事のようだ・・・。


精悍な高校生になった姿を見て、
本当に本当に僕は胸が熱くなった・・・。


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み〜んなみんな大きくなった。
大きくなっちゃった・・・。


成人式を迎えたら、ね、飲もうな・・・。


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ダラダラと長い記述になり恐縮。