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息子と同い年の連中をちょくちょく見掛ける。
どうだね?と僕は声を掛ける。
野球の季節が一つ巡り、そして終わった。
変な日焼けのままでタンクトップ。
まだまだ筋骨隆々の身体は逞しく眩しい。
聞けば皆、
塾に通い始めていたり、
自動車教習所に通っていたりして、
たしかに過ぎた野球の季節に僕は想いを馳せるんだ。
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伸ばし始めたばかりの坊主頭・・・。
その髪が生え揃った頃、
君らは社会復帰する・・・。