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職人ごときである僕から言わせてもらえば、な、
息子が将来に描いた夢は、とんでもなく大きすぎる夢だ・・・。
どんなに遠回りだろうが、
どんなに時間が掛かろうが構わん。
構わんから真っ直ぐ突き進んでくれと願う・・・。
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僕は、まだまだ仕事を頑張らなくっちゃならん・・・。
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息子は僕のブーツを履いて出掛けた。
買ってから一度も使っていない僕のブーツだ。
ロングの、しかも紐を結ばなくちゃならないバイク乗り用の、
履くまでに異常な時間を要するタイプのブーツだ。
履くまでに整えろ。
精神を真っ直ぐに整えろ。
息子にとっての本当に辛い日々が始まる・・・。
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カキーン!で培った気持ちを大事にして生きろ・・・。
RONIN・・・、
父ちゃんを見てみな、
人生そのものがRONINだ・・・。
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ものすごく低いハードルで恐縮だが、なあ、
息子よ、いいか?
男の人生なんて、なあ、
てめえの父ちゃんを少しでも追い越せたら上々だ。
それ位の気持ちで生きればいい。
無理はするな。