悲しい交通事故が立て続けに起こる。
そんなニュースに心が痛む。


クルマは便利な道具なのだけれど、凶器にもなり得る。
ハンドルを握る僕らは、あらためてそれを胸に刻もう・・・。
被害者になる可能性も、加害者になる可能性も、それはゼロじゃないんだからな・・・。


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南青山からの帰途、キトキトに疲れた夕刻の頃。
早稲田界隈の高戸橋近くを走行していた僕は、前方の信号の黄色具合を見ながら停車を選択。
僕と並行して走っていた隣のクルマもゆっくりと停車。


すると、隣のクルマの後ろを走っていたクルマがクラクションを鳴らし、
僕と隣のクルマの間をすり抜けて走って行った・・・。
「こんな黄色具合で停まるんじゃねえよ!」とでも言いたげな様子で走り抜けて行った・・・。


ぶつけられるんじゃないかと、本当に恐い思いをした・・・。


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次の瞬間、白バイがまるで獲物を襲う猛禽類の鳥のように参上し、件のクルマを停めた・・・。


う〜む、
黄色で停まった僕らと、白色に停められた彼。
どうせ停まるのなら、黄色で停まるほうがイイんじゃないか?


〜黄信号〜
♪停まるアホウに行くアホウ、同じアホなら停まらにゃ損々♪


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信号が変わり僕らは走り出す。


白バイのヒトが窓越しにマイナスドライバーと話をしている。
マイナスドライバーの顔色は、真っ青だった。
つまり、「黄色」→「白色」→「青色」なり。


おそらく彼は次回の免許更新でも「青色」の免許証を交付されるのだが、
青色免許証の青色の由来は、捕まった際の顔色なのかもしれん・・・。


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黄色信号でも走り抜けるタイミングについて、
ドライバーは再度それぞれ考えるべきであろう・・・。


もしも多少フライング気味に歩き始めた歩行者がいたとしたら、
あの真っ青なマサオくん(仮名)は、ヒトを跳ねていた。


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青い免許証のドライバーには、
シートベルトの着用と共に、ゴム製のスイミングキャップ(水泳帽)の着用も義務付けるべきだ。
そうすれば目立つし、周囲は予め危険を察知出来る。


違反(反則)の度合いによって、級を付けるのも面白い。
その級によって線を水泳帽に刺繍したら楽しいぢゃないか。
青免許9級から青免許1級まで、水泳キャップを被って運転しているオッサンの様子を想像すると愉快。


気の毒なんかじゃないぜ、青免許のヤツにはそれ位のペナルティは絶対に必要だ。


あ?
「捕まっちゃったのは運が悪かったんだ。」ってか?


それは違うぜ・・・。
悪いのは運じゃない、自分自身だ・・・。