鳥獣ギガ。

イテテテテッ！と、な、
脱皮を終えて硬化したばかりのザリガニに指を挟まれる・・・。
うむ、かなり痛い・・・。
ちなみに、この青いザリガニは、ね、
ポニーリーグ、江東ライオンズの本拠地である根津スタジアム敷地内にて捕獲したヤツ。
息子が中学３年生だった時に、クルマ出し運転手の僕が捕まえたザリガニだから、かなり長生きだと言える。
餌を与え、水を小まめに替え、冬眠時には一際気を使いながら育てているのだが、馴れない・・・。
どんなに心を込めて世話をしたってザリガニは人に馴れないのだ・・・。
この世に人懐こいザリガニは存在しない・・・。
それこそがザリガニの真骨頂だと言えるだろう・・・。

ザリガニの体躯のフォルムはメカのように格好良くって、な、
男心をくすぐる・・・。
コチョコチョって、な。

長生きさせる記録に挑もう・・・。
こんな指でよければいくらでも挟めばいい・・・。

さあ挟め！ほら挟め！
オラオラオラァ！挟め！

ジョキッ！

イテテテテッ！
コイツ、また本当に挟みやがった！
イテテテテッ！

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一方、金魚たちは普通に馴れる。
水槽から僕の姿を認識したりすると、「餌をチョ〜ダイ！」ってユラユラ寄って来る・・・。
餌を通じたコミニュケーションだけだが、それはそれで可愛い・・・。

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ザリガニや金魚とは違い、メチャメチャ馴れてるのがコイツ・・・。

タロウこと、ヨタロウ・・・。

常に身体の一部が僕に触れていないとダメみたいだ・・・。
あまりにもしつこく纏わりついてくるので、時々ウンザリする・・・。
でも、可愛い・・・。
もしもいなくなっちゃったら淋しいだろうなと思う・・・。

この世で、なあ、
これほどまでに僕を愛して慕ってくれるヤツは、コイツだけだもん・・・。

ワン！