愛娘が、僕と付き合い始めた頃のカミさんと同じ年齢になった時。
それはそれで感慨深いものがあった・・・。


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過日、僕は娘の彼氏と酒を飲んだ。
とても良い青年で、心からホッとした。


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娘が産まれて、そしてまだ小さかった頃、
彼氏が出来たら嫌だなあ、とか、
お嫁さんに行かせたくないなあ、なんて事を人一倍思っていた僕なのだけれど、
こうして娘が二十歳を越えて、そうした若者が実際に目の前に現れてみると、
いささかの嫌な気持ちさえ心の中に芽生えなかったのが不思議。


オマエ、イイ奴だろうって、ね、僕は、
その若者の表情や仕草や、喋り方から充分に分かった・・・。


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シアワセだよ、僕は。
ちっとも淋しくも悲しくもない・・・。


むしろ、君みたいな若者が、
義理とは言え息子になってくれたら嬉しいなとさえ、思う・・・。


いつでも遊びに来いよ。


お義父さんと呼べ!