上野で見た「法然親鸞」展の感動の熱が、数ヶ月経った現在も冷めない・・・。
冷めないどころか伯父の葬儀で聞いた経の中の「言葉」に触れ、その熱は更に僕の心の中で昂る・・・。
800年の時空を越えて、その経は胸を打つ詩に他ならない・・・。
亡き祖父母に、亡き伯父に感謝したい・・・。



高校時代に読み、とても感銘を受けた本だ。
現在の高校生たちにも心から一読を薦める。


親鸞法然が躍動する。
宗派や各々の信仰とは関係なく、真の道を切り開こうとする人間のドラマとして読んでほしい。


葬祭・仏事で触れる機会が多い「なむあみだ仏」の経が、美しい一遍の詩として聞こえるようになるはずだ。



吉川英治さんの「親鸞」を読むにあたり、是非とも参考書にしてほしいのがこの本。
五木寛之さんの「他力」だ・・・。


僕の座右の銘である「他力本願」とは違う、真意の「他力本願」について知る事が出来る。


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2012年。
僕らは混沌の世にある。


法然親鸞蓮如
800年の時を越え、民衆は再び彼らに救われるのではないだろうか・・・。


〜善人なおもて往生を遂ぐ
いわんや悪人をや〜


僕のような者も往生出来るらしい。