僕は、詩人の高史明(コ・サミョン)さんが好きだ。


高史明さんのような瞳で、眼差しで、
僕も目の前の「様々」を見つめ続けていたいと願う者だ・・・。


高さんの視線は、地球上のあらゆる刃物より硬く鋭いのだけれど、
高さんの心は、地球上のありとあらゆる真綿よりも柔らかくて暖かいのだ・・・。


僕は、詩人の高史明さんが好きだ・・・。


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僕は13歳であった。
13歳であった僕の心の受信機は、
その詩人が放つ言葉を受け止めたのだった・・・。


ひとことも聞き漏らすまい・・・。
ひとことも聞き漏らすまいとして僕は、
高史明さんの言葉を追い続ける青春を送った青年の一人だ・・・。


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領土問題?
ああ、普通のレベルの頭の良い人たちは、さ、
国益を考えれば・・・」って言うでしょ?


高史明さんの詩を追い続けた僕らは、ね、
日本にいても韓国にいても、こう言うの。
「星益を考えれば・・・」って。


国益」じゃなくって、ね、
「星益」を地球上の皆が真剣に考えると、ね、
戦争なんて無くなってしまうんだ・・・。