御見舞い

脳の血管が破れても一命を取り留めた友人を見舞う。
後遺症は残るそうだが、何しろ命あっての物種だ。
どんな姿であっても良いよ、
どんな様子であっても良いよ、
生きていてくれてありがとサンキュが、友として偽らざる心境なり。


40代半ばを過ぎた我らだよ、
どうせ脳のシナプスはこれ以上増えねえし、繋がる事も無かろうもん。
なあ友よ、僕を見てみなよ、
僕なんか元々な、右脳しか使っていないと言われ続けているタイプの男だろ?
でもね、こ〜んなに快適に人生を歩んでいる。
だから大丈夫さ、右脳が機能していればノープロブレム!
生きて生きて生きて生きまくろう!


僕なんてほら、
女の人をよく腕枕して眠ったりするだろ?
そうすると手は翌朝痺れて大変なのだけれど口には出さず過ごせる。
手が痺れるのは男の勲章だと言っても過言ではない。


しかし、可愛い看護婦さんばかりの病院だな。
友よ、早く元気になれ・・・。


快気祝いは、いらねえぜ。